あっという間に3ヶ月が過ぎた。
1年の約3分の2をスペインで、そして残りをこちらで。
そんな生活をしているおじいさんが、また海の向こうに戻っていった。
今朝もバスに乗り遅れ、結局自分たちが送っていくはめに。
最後までそのヒトトナリを
これでもか、というくらい存分に披露してくれた。
つきあいは5年前からになる。
随分と重なりも濃くなってきたのをうれしく思う。
はじめのころは、その言動にかなりの衝撃を受け、
この人とは絶対にわかりあえないだろうな、という気持ちでいた。
今は本当に、それが嘘みたい。
今回はゆっくり話す機会が何回かあった。
好きな作家やこれまでのいろんな体験など。
自分のイチゴの苗に病気が入ったことなどに触れ、
「現実をしっかり認めて、そこからいろんなことを始めないとね」
「現実から...ね」
そんな言葉を残してくれた。
あっさりしていてスゥーと入ってくるようだった。
それから、今回はよく飯も作ってくれた。
料理を教えてくれることもあったし。
変わらず淡々と。
そんなリズムにかなり助けられた。
今の自分は毎日の変化が大きいので、
そういうある種、普遍的なことがすごくありがたかった。
posted by buitre at 14:14|
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