その待ち時間でブックオフへ。
この題名が前から気になっていた。
最初の短編「みどりのゆび」。
祖母とアロエを通した死の捉え方が、すごく気持ちよかった。
いつか誰にも訪れるもの。
いつだったか、いつも行きあうおじいちゃんが唐突に
「俺よ、昨日から『幸福な死』っつう本さ、読んでんだ。へへへ。」
って言ってた。
そのときの、まぶしいぐらいの笑顔を思い出した。
「くたばる喜び」を知っているかのような、満面の笑み。
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